現状は以前導⼊したケーサーが稼働しているが、⽼朽化しているためにメーカーの部品供給などが出来なくなり、保守、メンテに問題が⽣じている。また、現在のケーサーは構造が旧式なので将来的に扱える作業者が不⾜する事も懸念材料としてあり、そのような理由で⼊替を検討しているが、新規に導⼊するにあたってはシンプルな構造であり、専⾨知識が必要なサーボなどの電気的な要素を極⼒抑えたケーサーが良いと考えている。ついては、横浜機器販売でシンプル構造のラップラウンドケーサを設計、製作できるか。とのお問合せをいただきました。
先ずは対象となる扱い物と能⼒、今回検討しているケーサーのライン配置図をご提供していただきました。設置スペースが狭く、特に⾼さの制約が厳しいなどの情報を基に、新規ケーサーの全体図案と⾒積り仕様、及び概算⾒積を提出いたしました。お客様にご予算も含めてご検討していただき、弊社ケーサーの導⼊を進めるご判断をいただきましたので、現地の調査を実施いたしました。上流のコンベヤとの取合いや、下流機器の確認、設置場所の床から架台下までの⾼さを測定し、搬⼊⼝や搬⼊経路の確認をしました。調査の結果、ラップラウンドケーサーの導⼊に問題はないと判断いたしました。
⼀般的にどの⼯場様も設置スペースに余裕がないケースが多くあります。今回の場合も⻑さ的な問題でボトルコンベヤに余裕が持てない状態でした。また、ケーサーの設置場所に既設の中⼆階の作業架台が設置してあるので、架台の下に設置する必要があり、装置⾼さの問題がありました。それと、シンプル構造にする課題があります。
ケーサーの全⻑を抑える為に、ケーサー内の多列ボトルコンベヤ⻑を短縮させました。それに伴い上流のボトル振分装置の制御で、ボトル本数を⾃由に変更出来るように変更しています。また、ボトルキャリヤの設計を変更して特別仕様とする事で、⾼さの問題をクリヤすることが出来ました。構造をシンプルにしたいとのご希望に対しては、サーボで同軸制御をする所を、あえてエアシリンダーにする事にして対応しました。
搬⼊、設置⼯事は問題なく施⼯することが出来ました。上流や下流の機械との取り合いも問題なく、ライン制御も含めて⾃動運転が可能となっています。構造をシンプルにする⽬的でエアシリンダーを使⽤している関係上、⽴上げには多少の時間を要しましたが、⼗分満⾜していただける結果となり、お客様には喜んでいただいております。
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