
充填機システムの更新で受注の幅も広がりました当社はペットボトルや紙パックを中心に、清涼飲料を製造・販売しています。 近年、顧客ニーズの多様化が進み、少量多品種の製造対応が求められるようになりました。 従来は一つのラインで1日1〜2品種を生産していましたが、現在は5〜6品種の切り替えが必要になり、その都度、ライン洗浄や部品交換に時間がかかり、生産効率が大幅に落ちている状態。また、人手不足の影響で熟練オペレーターが減り、設備切り替え時のトラブルや段取り時間のばらつきも課題に。そこで、以前に充填機を導入したこちらの機械設備メーカーさんへご相談したのです。 初回の打ち合わせでは、単なる設備更新ではなく、「将来の製品数増加にも耐えられる柔軟なライン構成」を前提に、現状分析と課題整理を綿密に行っていただきました。 特に、ノズル交換・充填量設定・洗浄工程をいかに自動化・省力化するかをテーマに、いくつもの案を提案いただきました。最終的には、クイックチェンジ機構を備えた多品種対応充填機と、自動洗浄(CIP)プログラムを組み込んだラインへ更新を決定。導入後は品種切り替え時間が大幅に短縮し、人的トラブルも激減しています。 小ロット製造の受注も受けやすくなり、ビジネスの幅が広がりました。 |
工場設備の多品種・省人化・生産効率化のご相談は当社へ当社では、実際の生産現場での段取り・清掃・オペレーションを綿密にヒアリングし、それを設備仕様に反映させることを大切にしています。 今回ご相談頂いた飲料メーカー様では特に、頻繁なノズル交換・液種変更・設定切替といった“段取り替え作業”がボトルネックになっていました。 そこで、クイックジョイント方式で工具不要のノズル交換を可能にし、PLC制御とレシピ管理によって、品種ごとの充填設定をワンタッチで呼び出せるように。また、洗浄CIPラインを自動化することで、人によるバルブ開閉や洗浄確認作業を削減し、衛生面の安定化と省人化を両立しました。 このような設備更新は、単体の機械を入れ替えるだけでは真の効果は出ません。ライン全体のボトルネック分析と、運用を見据えた設計が不可欠です。 当社では、導入前の現場分析〜仕様設計〜設置〜立上げ〜運用支援までワンストップで対応し、無理のない投資で生産性を高めるお手伝いをしています。 工場で使用されている機械設備にお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。 |



